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脈は指で触れて診るのか、光で見るのか。

お医者さんや看護師さんが手首を触りながら脈を診る(脈で診察をする)
そんな経験をした方は大勢いると思います。

自分で経験の無い方でもドラマのシーンで見たことはあると思います。


脈は本来は手で触れることにより診ていました。

脈は脈を診るということと、
動脈(心臓から全身へ血液を送る血管)の拍動を指先で感じ取っています。

動脈は体の中心部を流れていますので、ほとんど指で触れることはできません。

両手足、両足首、(頭を支えている)首の両側の6か所のみ触れることができ、
拍動を感じとることができます。

脈を診ることにより病気を診断したり、健康状態を知ることができることに、
人類はかなり古い時代から気づいていました。

3000年以上前に中国で書かれたと言われる医学書「黄帝大経」には、
すでに脈について書いてあります。

その時代は脈の拍動については現在とは違う考え方をしています。


インド、中国、東南アジアを発祥として、
現在まで伝わってる伝統医学を東洋医学と呼んでいます。

この東洋医学は特に中国では脈による病気の診断をとても大切にしてきました。

東洋医学では脈とは天空のエネルギーを血液に押し込める場所と考えていました。

大自然と人間の血液がエネルギーのやりとりをする大切な場所と考えていたのです。


















現代医学では心臓や血管の筋肉が食事から摂った栄養素をエネルギーに変え、
そのパワーを原動力として全身にける駅を流すと考えています。

大きく違いますね。


お医者さんが指で触れて感じとる脈ですが、
医療機器やウェアラブルでは光を用いて測定します。

まえにも書いたように、青い光の吸収量を測ります。
全身どこでも測れますが、手首、指先、耳たぶをつかうことが多いと思います。

なぜ青い光を使うのか、なぜ光の吸収量が脈の拍動と同じとみなすことができるのか、
​これから解説していきたいと思います。
 

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